はじめに 〜私とSa・Ga3〜


 このページは、スクウェアのRPG『Sa・Ga』シリーズのゲームボーイ版、特に『時空の覇者 Sa・Ga3』のファンページです。
(作品概要については「GB Sa・Gaシリーズとは」参照)

 私はSa・Gaシリーズ、特に『Sa・Ga3』のファンです。小、中学生だった当時、乏しい資金の中、やっと買ったシリーズ。ほぼ1年間は、こればかりやっていました。
 が、『Sa・Ga3』の評価は、見たところかなり低いです。しかも悲しい事に、『3』ファンの私としても、その理由はかなりの部分、肯けてしまう。ただ私は、寧ろそういう所にも「惜しいなあ」と痛切に思い、かえって愛着を募らせていたのです。とはいえあまりに悪評ばかり耳にするので、遂にはたまに『3』を評価する人がいると、「あんなの大した作品じゃないよ」と自虐的な事を口走るまでになっていました。

 私はネットでも本名で活動する事が多いのですが、Sa・Gaに限定して「急行デューン号」という筆名を使っています。この名乗りは、高校生の頃から使うようになりました。Sa・Ga3の主人公、デューン君とかつて実在した岡山―鳥取間の急行「砂丘」号を掛けた名前です(「砂丘」を英訳すると「dune」になる)。「特急」ではなく、「急行」という所が、このシリーズの印象に合っている気がしました。JRの、つまり特別料金を取る急行、というのが味噌です。JRの急行は、かつては優等列車の主力でしたが、今や特急に押されて絶滅寸前。「砂丘」号も私が乗りに行けないまま、結局特急に取って代わられました。そんなJRの状況も、何となくGB版Sa・Gaシリーズの扱いと二重写しな物を感じました。これほど功績のあるシリーズなのに、という…。(「砂丘」号は1997[平成9]年11月28日限りで廃止)
 これが「急行デューン号」の由来です。
 もっとも悲しい事に、こう名乗ってみても意味を理解してもらえない事は多々。両方の意味を知っている人はさらに少ない。しかも同人活動をしておらず、筆も遅い私にとって、この筆名を使う機会は長い間ほとんどありませんでした。
 インターネットを始めても、試しに「Sa・Ga3」で検索したものの、GB版のサイトに行き着く事は出来ず、しかもこれまた「Sa・Ga3」の悪評を方々で目にして、またがっかりしていました。

 転機は、2000年夏のコミックマーケットでした。私はある人と会うのが主な目的の、一般参加(ぶっちゃけた話、サークル参加をしない買うだけの人)者でしたが、その時GB版Sa・Gaのサークル参加をしていた、セトさんのページ
(http://www.geocities.jp/group_kkm/index.html)
の存在を知り、あとで覗いてみました。それから芋蔓式にGB版Sa・Gaを扱うページにたどり着く事が出来、非常に感激しました。まだまだ仲間は多い、と。これでようやく「急行デューン号」の筆名が日の目を見たわけです。
 ……………が、やはりSa・Ga3を扱ったページは少ない。「GB Sa・Ga専門」を名乗っていても、『3』を無視したページも珍しくはありませんでした。
 ただ、あくあ☆まりんさん、朱雀 葵さんなど、何人かの『3』のファンの方と知り合う事が出来たのは、とても嬉しい事でした。また、幾つかのページで「Sa・Ga3にもファンがいることを認めなければならない」という類の文句を目にしましたが、こうした発言もSa・Ga3ファンである事で苦労させられたネットの先輩達の活動と努力によるものでしょう。感謝している事はもちろん、私も頑張らなければならないと思っています。
 ただ、『3』のファンの方もいるとはいえ、やはり『1』『2』に比べると層は薄い。やはり自分で作りたい。自分で、『Sa・Ga3』への愛を、思いきり表現したい。
 こうしてこのサイト(ページ)が出来上がりました。
 以前TripodやCyberMagicで仮公開していたもので、取り敢えずレイアウトと最低限の紹介記事だけ整えました。まだまだ発展途上ですが、もちろん『1』『2』も大好きですので、GB版(出来れば他のSa・Gaシリーズも)総合サイトの形を取りつつ、『Sa・Ga3』への愛を語って行きたいと思います。
 今後とも、よろしくお願いします。

 なお、『Sa・Ga3』の作品論については、『ゲーム批評』増刊号に投稿して採用された、「時空の覇者 Sa・Ga3評論 〜我が青春のSa・Ga3〜」にまとめました。こちらについても、ご意見頂ければ幸いです。

2010年の追記:我時來れり!!
 9月2日、ついにニンテンドーDSでの『Sa・Ga3』リメイクが発表されました。この日をどれだけ待ち望んだ事でしょう………!
 全くの新作や、他のシリーズ作品のリメイクを待ち望む声が大きかっただけに、「誰が得するんだ」といった反応も見受けられました。一方、この時を待ち望んでいた声もあちこちで見受けられ、嬉しくなりました。
 もちろん言いたい事はいろいろありますが、『Sa・Ga3』が再び日の目を見る、その事だけでもう、嬉しくて嬉しくて…。
 これからは、新しい歴史が始まる……。
 というわけで、私も蔭ながら『Sa・Ga3』とSa・Gaシリーズを盛り立てて行く所存です。
 引き続き、『Sa・Ga3』と弊サイトをよろしくお願いします。

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