携帯電話版『魔界塔士 サ・ガ』 冒険記 その8



11月8日(後編) これが漢だぜ

 総長にあてがわれた部屋にて。
「やつらに
だまって 行くのか?」
 シャロンの問い。
「ああ
遊びじゃないからな。」

 僕達は、彼等の寝静まるのを待って出発した。はずでしたが。

 「おいてくつもりか?」
 バレていました。総長とさやかにゾク達、総勢7名。
「いっしょに行くぜ!」
「おーーーーっ!!」
 うわー、何かかっこよすぎます。

 とは言え、さすがに全員連れて行くのは人数が多すぎます。総長一人が、付いて来ることになりました。
 総長を道案内に、原発に通じる地下鉄の入口へ、突入。
 途中で、線路が途切れていました。陥没したのか、朱雀達の攻撃によるものか。路盤にぽっかり穴が開いていました。
「いいか いっきに
飛びこえるんだ。」
 そしてひとっ飛び。ちなみにこの場面、総長の話を聞くまでは線路を飛び越えられません。主人公、意外に臆病?
 また、景色が変わりました。ここが原発でしょうか?
《サラマンダー+ギガース=ロックちょう》

「ここからは
おれ達だけのほうがいい。」
「足手まといには
なりたくねえな。
よし ここでまってるぜ!」
 今度は総長も諦めたのか、どうやら付いて来ないようです。
《ロックちょう+きゅうけつかずら=スフィンクス
スフィンクス+ベヒーモス=ブラックプリン》
 ブラックプリンは「とかす」が強力で、肉弾戦に耐えるので長期戦向けです。ここでつよしの変身もひとまず完了。
 途中待ち構えていたイーブルアイを片付け、階段を上へ上へ。そして最上階。しかし、行く手にはバリアーが張られていて、簡単には突破できそうに…

「やっと 追いついたぜ。」
 ちょっと待て! やっぱり来ましたよ、この男は。
「おれに まかせろ!」
 言うが早いが、総長は、行く手を遮るバリアーを強引に破っていった!!
 バリバリともの凄い音が立て続けに鳴り響き、そして‥‥彼は倒れた。
 よしき達は慌てて、総長に駆け寄りました。

「そうちょう!」
「しっかりしろ!」
「へっ どうだ
これが おとこだぜ!」
「まったく
おお馬鹿やろうだ あんたは!」
「このはちまきを‥‥」

 ゾクのハチマキ を 手に入れた。

「いもうとを たのむ‥ぜ。」

 扉の向こう。総長の形見を頭に締め、いざ原子炉へ。
 ここは、長居するとそれだけでダメージを受けます。放射能のためでしょうか。急ぎましょう。
 シャロンが、赤く光る場所を指して叫びました。
「プルトニウムだ!」
「よし これを組み込んで‥
朱雀用 バリア消去装置
イレイサー99の 完成だ!」

『コーション! コーション!
シンニュウシャ アリ!
シンニュウシャ アリ!
マッサツセヨ!
マッサツセヨ!!』
 どうやら、原子炉の衛兵ロボットらしいデスマシーンを何とか片付けました。
 後は、総長のことをさやかやゾク達にどう説明するかが問題でしたが‥‥。そのはずでした。

 急いでゾクの町まで戻って来ましたが、‥‥様子がおかしい。
 住民達が‥‥
「死んでるぜ。」
「あっさり言うな、ジョアン!」
 どうなっている? 人の住むところまでは追って来ないはずの敵が、次から次へと襲いかかって来ました。
 これは只事ではありません。急いで酒場へ。
「しっかりしろ!」
「‥‥さやかさんが
シンジュクの ビルに‥‥」
 息があるのはその一人だけで、他は皆、命を落としていました。
 朱雀も、こちらの動きを見計らっていたと、考えるしか‥‥‥。

{デモンロード+ストーンゴーレム=スキュラ}
 人がほとんど死に絶えてしまったこの町。しかし、宿屋の主人は無事でした。
「朱雀達が おそってきて
みんな やられて しまいました。
わたしだけが 助かったんです。」
 どうやら、人も施設も、ここは無事のようです。そのまま、泊めさせて貰いました。


11月8日(中編) 最後の仲間

 年をまたいで2008年になってしまいました。都市世界編続きです。
 さて。いよいよ、最後の仲間を入れる時が来ました。難易度的にもここが手頃‥‥じゃなくて、最初の目的のため。
 都市世界のギルドは、ゾクの町にもアメヨコにもありますが、アメヨコの方が面子が優秀です。
 もっとも、どうせ変身させてしまうから最初はあまり重要でなかったり。
 最後の仲間になったのは、キメラのつよしでした。

「朱雀と戦う? 引き受けといて言うのも悪いが、勝ち目あるのか?」
 と、新入りのつよし。
「例のバリアを中和する、という話を信じるしかないわね」
「もしダメなら?」
「その時はその時。じゃ、行こうか」

 勝手に話を進めないで欲しいな、シャロン。
「あんたじゃ頼りない」
 ヘイヘイ。
 何を今さらという気もしますが、ゾクの町に向けて出発。
 つよしによると、地下鉄の跡を上手く渡ると、あまり朱雀に会わずに済むようです。
 つよしの変身履歴は《》が付きます。
《キメラ+ステゴザウルス=ギガース》
 キメラは持っている能力は良いのですが、いかんせんパラメータは低め。そういうわけで、しばらくつよしを強いモンスターにすべく肉狩り。
 ‥‥なかなか、うまく行きません。敵もそう肉は落としませんし、弱くしないように食べ合わせを考えると、そう簡単に食べられません。結構な時間、地下鉄跡を彷徨い続けました。
 そしてどくろん出現。つよしが目潰しを食らいましたが‥。

《ギガース+どくろん=コカトリス》
 盲目(GB版での表現)、いや暗闇になっても、変身でチャラにできるところがモンスターの長所。といってる間に人間にも目潰しが‥‥くそ、目薬。
《コカトリス+ヒドラ=レイス
レイス+ガンフィッシュ=サンドウォーム》

つよし、サンドウォームになる

よしき
種族にんげん おとこ
HP734/900
3
攻撃99
防御48
素早さ17
魔力0
装備サンダーアクス 33
うらみのつるぎ 48
チェーンソー 20
ミスリルのたて 32
バトルスーツ -
アライのメット -
ブレイクのしょ 20
きょじんのこて -
シャロン
種族エスパーギャル
HP999/999
3
攻撃99
防御99
素早さ99
魔力99
装備サイコミラー 3
ゆうわくのめ 5
テレパシー 25
よちのうりょく -
ブレイクのしょ 20
サイコダガー 1
ケアルのしょ 16
ドラゴンメイル -

ジョアン
種族ガスト
HP645/729
3
攻撃95
防御56
素早さ55
魔力75
能力つめ 12
どくのきば 13
あくしゅう 6
ドレインタッチ 2
○れいき -
○マヒ -
×ほのお -
つよし
種族サンドウォーム
HP666/666
3
攻撃71
防御52
素早さ51
魔力70
能力かみつき 20
しっぽ 10
すなじごく 10
じしん 3
○じしん -
×れいき -
ふいうち -
アイテム・その他
時間
18:59
ケロ
515761
アイテム

ネコのツメ 50
めぐすり 1

サイコソード 50
エリクサー 3
ブラッドソード 30
まじゅつのつえ 16
だいじなもの
くうきのみ
りゅうのかぎ
ろうやのかぎ
とらのかぎ
ロム
アイシーボード
クリスタル
玄、青、白

{ガスト+きゅうけつかずら=デモンロード}
《サンドウォーム+ガンフィッシュ=サラマンダー》
 思うような肉が得られない‥。
 ままよ。何とかなるだろうと思い、ゾクの町に戻りました。宿屋に一泊し、総長のところへ‥、と、その前にフレームソードを買って置きます。

「無事だったの! よかった!!」
 さやかが大喜びで迎えてくれました。もちろん、あれしきのこと平気さ。
 そして総長。
「あとは
エネルギーの プルトニウムだ!
明日は 原発にのりこむぞ!」


11月8日(前編) 朱雀無限増殖

 次は図書館の2階。
 本棚からブレイクの書をくすねつつ、アキバの場所を探索。
「あったぞ!
アキバは 東へ14 西へ15だ!」
 歩数が書いてあるのですが、文面にするとどう見ても間抜けです。ともかく、国会図書館の北東に秋葉原です。あとは朱雀から逃げ切れるかどうかですが‥。
 しばらく図書館の敵と戦って武器を消化していました。

 ではアキバへ出発。さっそく朱雀のお出ましです。では伝説のチェーンソー、発動!
 バリバリバリバリバリバリ
 効果音と共に、見事朱雀はバラバラになりました。
 しかし、少しバイクで走ると、また何事も無かったかのように朱雀が現れました。倒しても倒しても湧いて来る朱雀。本当はバリアを張って居るんじゃなくて、ダミーの朱雀を大勢放って居るんじゃないか? と考えたくもなります。
 しばらく走り回っていましたが、堀などで迂回するためなかなか指定された場所にたどり着けません。そのまま北にある、生き物の気配のする場所に逃げ込みました。
 住民は無口ですが、店には武器から雑貨、食品などが雑然と並べられていて賑やかそうです。ここがアメヨコ、というよりアメ横です。さすがにリンゴを買ったりは出来ないのが残念です。

 商店の横丁から外れたところに、ぽつんと店がありました。店主曰く、
「ボードが必要?
どんな ロムをさすんだ?」
「ロムもって でなおしな!」
 ロムによって、対応するボードが変わって来る。このあたりの感覚は、パソコンをいじる今でないと、なかなか掴みにくい感じです。それを知った今では、GB版で遊んだ当時と、ちょっと感覚が違います。

 アメヨコを出て、アキバへ。しばらく朱雀から逃げ回っていましたが‥‥。
 ふと、景色が少し変わりました。「丸角電気」「PCゲームTV」等の、色褪せた看板が立ち並んでいます。どうせならメイド喫茶の残骸などもあればもっとそれっぽかったのですが(偏見?)。いずれも、朱雀達によって廃虚になっているようです。

 廃虚の一つから、どうやらロムの実物を見付けました。たぶん、昔は様々な種類のロムがここから入手出来たのでしょう。

サンドウォーム+アンモナイツ=イーブルアイ
イーブルアイ+どくろん=ガスト

 シャロンが目潰しを食らい(どくろんか朱雀か忘れました)、目薬を切らしたので、新しい目薬を買うためにアメヨコに引き返しました。
 そして治療後、再び「いかがわしい店」へ。
「そのロムなら このボードだ。」

 アイシーボード を 手に入れた。


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