携帯電話版『魔界塔士 サ・ガ』 冒険記 その5



10月14日(後編) ガルガル野郎といい女

 では、いつものように聞き取り調査。
「雲のなかに 身を隠した
町があるらしい。」
「白虎に 抵抗するレジスタンスも
ほとんど 殺されてしまった。」
 どうやら、この白虎というのもろくな奴ではないらしい。
「玄武、青龍と来れば、次が白虎なのは見え透いているがな」
 それは言えるな。しかしそれなら、僕達の知らない方法で、互いに連絡を取り合っていた可能性もある。とするとやばいな‥。

 まず、買い物。僕の素早さを2だけ上げてから、鎧を「ドラゴンメイル」に交換。炎、冷気、電気、毒を完全に防ぐ逸品。前も書きましたが、WSC版以降では、これらの攻撃がパワーアップしているので、ドラゴンメイルは非常に重宝します。
 そしてまた、町へ。

「白虎は 巨大な 浮遊城で
この空を 支配している」
 小さな広場には、モンスター達がたむろしていた。
「白虎は 傭兵を 募集しているぜ。
酒場に 行ってみな!」
「レジスタンスの連中は まだどこかに
身をひそめているはずだ。」
「レジスタンスのリーダーだった
シャルルは 自分の娘に
クリスタルのひみつを 隠したんだ。」
 なぬ。クリスタルか。そういう話になると、また難しい。あのシルクハットの男も言っていたが、白虎の手下として、レジスタンスと戦えってことか? それはやりたくない‥。
 ええい、ままよ。ともかく一度、酒場に行ってみるか。

「ここは 白虎親衛隊の縄張りだせ。
生命のあるうちに帰りな!」
 酒場で適当に注文を取ったら、これだよ。ちなみに生命と書いていのちと読みます。
「静かにしろよ。
酒が まずくなる。」
「てめー なめやがって!」
 親衛隊というモスキートを一ひねりにすると、リーダー格とおぼしき男が近寄って来た。
「おい おまえ達。
白虎様のところで 働いて
みないか?」
「いいだろう‥‥」

 所変わって。
 僕達は、白虎の前に来ていました。
「おまえ達。
なかなかの 腕だそうだな。
働きしだいでは 副官にも
とりたててやろう。
 まずは
レジスタンスの ジャンヌという
おんなを さがしてこい!」
 さあ早速のお出ましです。
「そのおんなが」
どうかしたのかい?」
「知りたがりやは
若死にするぞ。」
「そうだな。忘れよう。」
 どうせ死ぬのはあんただけどな、と心の中で思って置きましょう。そして空中移動用のグライダー格納庫に案内されました。

「ぶらぶらしてないで 仕事 しろよ!」
 すぐに出発せず基地をうろつくと言われる台詞。さらに白虎にもう一度話しかけますと、
「うらぎったり するなよ。」
 ニヤリ。
 さらに上の階に、鍵が掛かったあからさまに怪しい部屋がありましたが‥‥。いずれ、来る機会もあるでしょう。

「速い!」
 グライダーは徒歩の4倍速。と書くと遅く感じられるかもしれませんが、画面上ではもの凄く速いです。ただ、グライダーは普通エンジンが無いのですが、このゲームのグライダーはいつまでも飛び続けられます。エンジン付きのモーターグライダーなのでしょう。
 しかし、ここで現れる敵は、どうやってグライダーに飛び乗るのでしょうか? 明らかに空を飛べない敵の方が多い‥。
 しばらく飛び回っていましたが、イグルー(スノーハウス)そっくりの建物を発見。もちろん雪ではなく石か何かでしょうが、人工物というだけで目立ちます。レジスタンスのアジトなら、もっと目立たないデザインであるべきです。ともかく中へ。

「みつけたぜ ガルルー!
おめえが ジャンヌだな。
おい 新入りども。
こいつは おれ達の獲物だ。
手出しするなよ。 ガオー!」
 そういって親衛隊の一匹(たぶんサーベルタイガー)は下卑た笑いを浮かべつつジャンヌに‥。
「おい よしき!
ガルガルやろうと いいおんなと
どっちがすきだ?」
「聞くまでも なかろうよ!」
 何という独り芝居。どうやら、本来は4人目の仲間への台詞である模様。
 そういうわけで、ガルガル野郎どもを一掃。ついでに、シャロンの素早さがこれで99になりました。

 さっそく「いい女」ジャンヌに話しかけます。
「妹の ミレイユが
浮遊城に 捕まっているの。
助け出して!」
 なるほど、あの基地は浮遊城というのか。そうじゃなくて。ジョアン、
「いきなりどういうつもりだ。 礼も言わずに物を頼む気か!」
「ご、ごめんなさい。元はといえば私が‥」
「落ち着いて。今は休んだ方がいい」

 シャロンが二人をなだめ、僕達はひとまずその場を後にしました。しかしこれでレジスタンス? あまりにも弱すぎるし、無防備すぎます。普通、通りすがりの怪しい連中に物を頼まないでしょう。それだけ、追い詰められている状況と判断すればいいのでしょうか。

 またしばらく空を飛びまわっていましたが、北東の端にある小さな雲を突っ切ると、突然視界が広がりました。
 これが、雲のなかに身を隠した町でした。


10月14日(前編) アプリは中編へ

「‥‥」
「‥‥」
「‥‥」
 宿屋兼病院の、こちらは病院の方らしいベッド。かなりの重体らしく、話しかけてもまともに返事も出来ないようです。しかし、一人だけは話をしてくれました。
「4匹の悪魔を 支配している
大悪魔が いるんだ!」
 玄武、青龍と来て、あと2人+その親玉を倒せという事でしょう。まだまだ先は長そうです。
 そして、彼等も4人。やはり、旅の途中で挫折したパーティーなのでしょうか? こちらは、たとえHP1でも宿屋に泊まれば全快するんですが(笑)。

 さあ次はいよいよ10階‥‥ん?
『この先に 進むには アプリを
中編に 切替える必要があります。
中編に 切替えますか?』
 メガアプリ版以外は、前・中・後編の三分割で配信されています。10階に入るところで、中編に切り替わるというわけです。
 当然、切り替えないと先に進めないので「いいよ!」を選択。

 ‥‥‥木調の背景に、よく分からない石像(鯱?)が並べられた階層。なるほど、新しい世界を予感させます。
 また、どこかで見た男です。
「この世界の ボスは
傭兵を 集めていますよ。
ボスに会うには 傭兵になるのが
ちかみちです」

 塔を出ると、一面雲の海の世界でした。この世界の雲は変わっていて、上を歩いても落ちません。しかも林まであります。どこから根が生えているんでしょうか。
 しかし、雲を踏み外しては行けないようです。
 ともかく、先に町があるのでそこに駆け込みます。そして、いの一番に宿屋に泊まりました。


10月13日 塔の怪奇

 ともあれ。海底の町の宿屋で、取り出したるはこの赤玉。すると、青玉が独りでに飛び出しました。赤と青、二つの玉は互いにくるくる回り始め‥‥‥。

 クリスタル を 手に入れた。

 さあ地上に戻って。人間のHPを800まで上げたら、いよいよ出発です。

 再び、青い封印の施されている塔の扉へ。
「封印が とけるぞ!」
 驚きの声のジョアン。そう、彼にとって、これが初めての経験。僕らにとっても、二度目とは言え扉が開く様は鮮烈です。
 これで、先に進める!

 塔の壁面が珊瑚で彩られ、まだ海上世界の続きのようです。しかし、敵はしっかり手強くなっています。特に、メドューサは「石化にらみ」を持っているので危険です。
 そうそう、以下、ジョアンの変身履歴には{}を付けて行きます。
{ロック鳥+原始蟹=イーブルアイ}

 7階には、また小さな世界。
 浅瀬が続きますが、遠くに陸が見えます。渡り切ると大量の‥‥‥何だこれ。ハイポーションがどこからともなく出てきたかと思えば、いきなり敵が現れたり‥‥‥。
 その中の一体、
「塔のなかでは 時間のながれが
一定して いないのだ。」
 といわれても。
「なんじゃ この 石像は。」
 と言うしかありません。

 そして、また塔を登ります。
{イーブルアイ+ダイブイーグル=貘
貘+メドューサ=イーブルアイ
イーブルアイ+おうむ貝=エレキ鰻
ガルーダ+メドューサ=炎の巨人}

 9階まで来ると、宿屋がありました。
 病院を兼ねているらしく、大部屋には病人用のベッドが並べられ、寝たきりの姿も見受けられます。
 とにかく、休みましょう。


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