○今回、反省会には出席せず（2回連続）。自分の発言はともかく、代表その他の質疑応答を聞くだけでも面白いのですが、いろいろ時間の都合でこうなりました。
○仙台に足を伸ばして、東北楽天ゴールデンイーグルスの試合を見に行こう。と考えついたところから、今回の苦難は始まりました。
○まず、イーグルスが本拠（クリネックススタジアム宮城）で試合するのは12日まで。13〜15日は千葉マリンスタジアムに遠征。そこで、12日に休みを取るのにまず苦労しました。
○次に、サークル参加するのに12日（正確には11日夜）から出発。となると、準備に充てられる時間が一日減ります。というわけで、出発前数日間はてんやわんやでした。だから、もっと早く原稿をあげろというのに。
○しかし、最大の武器は今回、大枚はたいて予約した東京ベイ有明ワシントンホテル。JTBでキャンセル待ちして取りました。通常料金（2泊23600円）＋JTB手数料500円ですが、会場至近の立地は大いに役立つはずです。
○まず名古屋駅まで出て、「青春18きっぷ」にて快速「ムーンライトながら」に乗車。帰りのながらは発売日に買い忘れたら案の定入手出来ず、夜行バスにしました。列車内は乾燥しており、車内灯の減光もありません。マスクとアイマスクで武装して、お休みなさい…。
○さて、5:05東京駅到着。本日の楽天−埼玉西武戦、試合開始は18:00。予算を考えれば、そのまま仙台まで普通列車で行ってしまうのが一番なのですが、折角なので寄り道を考えました。
○国立国会図書館に行くか、保坂展人事務所をお邪魔してみるか。国会図書館の開館は9:30。保坂氏の事務所も、早朝に行っても迷惑だろう……というわけで、新木場経由で有明ワシントンホテルに向かい、荷物を預ける事にしました。応対したフロントの方は、転勤で伊勢にいた事があるとか。ちなみに野球は読売ファンで、伊勢に来て驚いたのは、テレビで中日戦ばかり放映している事と、吉本のお笑いが放映されていた事だとか。
○新木場駅で隣にりんかい線の改札があるのに、何故か外に出てしまいましたが…。ともかく、これで身軽に動けます。
○東京ビッグサイトもぶらり。まだ中には入れませんが、ひっそりしています。ここが明日から人で埋め尽くされる。でも、今日はまだ、ほとんど人はいません。
○再び新木場経由で四ツ屋（何故これが一発変換？）、違った、四ツ谷駅へ。できるだけ青春18きっぷを駆使したいところですが、ここから国会図書館まで歩くのは骨です。そこで、隣の赤坂見附駅まで1駅間だけ東京メトロ丸ノ内線に乗車。
○しかし、赤坂見附駅から国会図書館までは上り坂。思ったより時間が掛かりましたが、開場15分前には到着出来そうで、いい塩梅です。ところが…
○「システムトラブルにより、ただいまどこまで影響が出ているか調べています（うろ覚え）」…何だそれ。ともかく、カードでの入場も出来ない模様。並ぶのはコミケットで慣れていますが、問題は時間。あまり遅れると、蔵書コピーの時間が無くなってしまいます。一体いつまで待たせる気だ、と不安になったところで、後ろから叫び声。
○「静かにしてなきゃいけないの？」「うわ〜〜、我慢できない！」知的障害者なのだろうか。お前が静かにしろよ、とも思ったものの、自分が言いたい事も大体叫んでくれたのでかなり毒気を抜かれました。
○結局、以前の形式である手書きによる入館手続きになり、10:15入場。さらに、普段は雑誌記事は端末から直接コピーを申し込めるのですが、今回はシステムが復旧していないため（検索だけは出来た）、その都度用紙に書いて申込。
○これで時間が倍以上取られてしまい、最初に依頼した3種のコピーで時間切れ。あっという間に12時。外では、右翼団体の街宣車が菅首相を糾弾していました。
○次は南阿佐ヶ谷駅に向かいます。地下鉄丸ノ内線にずっと乗るだけなので、今度は国会議事堂前駅へ。おや、童謡か。だが少し様子がおかしい。「かんかん直人で　日本が沈む〜♪」…童謡『夕日』（検索するまで曲名知らなかった）のパロディでの菅政権と民主党非難の歌でした。ま〜た右翼か。日韓併合100年で菅首相が謝罪したのが、お気に召さない模様。しかし例のパロディはちゃんとプロの歌手に歌わせているらしく、金掛けているなと思いました。主催は草莽全国地方議員の会の他、ネットで調べたところ頑張れ日本！全国行動委員会も参加していた模様。さらに、近くでは「韓国併合百年 「首相謝罪談話」 を許さない緊急国民集会 実行委員会」や、法輪功の団体なども何かやっていました。
○国会議事堂前駅から南阿佐ヶ谷駅へ。ラーメン屋「大勝軒」のあるビルの2階に、保坂氏の事務所があります。それを確認したあと、12:40頃なのを確認してから大勝軒でお昼御飯。先に食べた方がいいという判断です。ここは食券による前金制。特製ラーメンを頼んでから、ここはつけ麺が名物という話を思い出してちょっと後悔したり。
○麺300グラムなのでかなりの大盛り。そして麺は太い。ちょっと焦りましたが、歯ごたえを感じつつ着実に感触。味は、特に素晴らしいと言うほどでもない、値段相応と思います。
○そして保坂展人事務所にお邪魔。保坂氏は外出中でしたが、スタッフの方に応対していただきました。もっと比例候補を立てればと言ったら露骨に不機嫌な顔をされました。いや、お金の問題があるのは分かっているのですが…。
○不躾な質問にも答えていただいて、ありがとうございました。ちなみに、コミケットは今回は残念ながら参加出来ないとの事。
○事務所を出ると、とうとう雨が降り出しました。天気予報を見ると、台風が仙台を直撃する勢い。雨天中止か、どうなのか。しかし、イーグルスのサイトを見ると、中止の気配はありません。
○新宿で埼京線に乗り換え、大宮へ。少しでも新幹線運賃を節約するためです。次の列車の行き先は快速・川越。記憶が曖昧で、回りの人が急いでいないので油断したら、ホームに上りきったところで発車してしまったのか、『川越？　これでいいのか？』と躊躇している間に発車してしまったのか、記憶が曖昧です。
○案内を見たら川越は大宮の先。次の列車は各駅停車の大宮行き。しまった、と気付いても後の祭り。とにかく乗り込み、うとうとしていたら大宮駅の地下ホームに着いていました。
○そこで新幹線に乗るため、仙台までの特急券と乗車券を購入。「楽しんで来た？」と駅員に聞かれました。こういう乗り方をする青春18きっぷ利用者は多い模様。しかし、指定席を取らなかった事で…。
○次の列車は15:22発の八戸／秋田行き（はやて／こまち23号）。しかし、駅の表示。「はやて23号　全車指定席」「こまち23号　全車指定席」ええと……しばらく表示を見ていましたが、要するに全車指定席と気付くのに数分かかりました。しかしここで改札外に出てしまうと間に合うかどうか…。そして売り切れと言われたらどうしよう。
○とにかくホームへ。やって来た列車。駅員に「ここで指定席買えますか？」と二度声を掛けましたが気付かれず、断念。次の15:34発仙台／山形行き（Maxやまびこ／つばさ121号）に乗る事にしました。とは言え、この列車なら想定内。試合開始前に球場に着けるはずです。自由席は最前列か最後尾。ならば、最前列の方が空きがあるはず。
○思惑通り空席発見。窓側の人に断って、窓枠に携帯電話用太陽光充電器を置かせて貰います。そしてコンセントがある事に気付き、携帯からの直接充電に切り替え。
○ところが便所に向かったところで、福島駅で切り離すと車内放送が。そしてこの車両はつばさ、つまり山形行き……。慌てて福島駅で下車。ついでに充電器を窓枠に置き忘れ、隣席の人に呼び止められるハプニングも。どうもありがとうございました。
○福島駅でMaxやまびこに乗り換え。ここまで来ると空席も出来ていたので2階席にすんなり座れました。そして便所に行ったりしている間に17:17、仙台駅着。
○駅前で土産を買おうかと思いましたが、送料込みだと結構高い。しかも日持ちのしない物が多い…。いったん諦め掛けましたが、結局仙台駄菓子を買いました。
○駅から球場行きシャトルバスの案内。100円しますが、着くのは早い方がよいと乗車。球場名にもなっている、クリネックスの広告が入ったところで球場前着。
○というわけで、やって来ましたクリネックススタジアム宮城。あちこちで催しが行われていて、球団色であるクリムゾン色を基調にした球場前は、ちょっとした遊園地の雰囲気。子供の感想文募集や、寄せ書きの募集があり、亀田製菓の柿の種プレゼントの企画に参加してみました。筒の中に山積みされた柿の種が何袋かと当てる企画。120と書いて提出しましたが、果たして。
○奮発して、一般販売では最高のイーグルシートで入場。6100円は奮発しすぎた気もしますが、まあ初めてですから。ここは「フレックス・プライス」つまり試合によって料金が5段階に変化する方式で、今日は中間の「シルバー」（「チケット（東北楽天ゴールデンイーグルス）」）。確かにいい席ですが、3塁側（Kスタ宮城ではホーム）のここは、熱心なイーグルスファン多数で、場違い感ありあり。
○ともかく試合開始。イーグルス先発は永井怜投手、ライオンズ先発は平野将光投手。序盤は投手戦で割と早い進行。
○元々Kスタ宮城まで来たのは、山�ｱ武司選手プロデュース「山崎どえりゃー弁当」目当てがかなりの割合を占めます。サイトでは「ワゴンで販売」とあったので、売り子が売りに来るのかと早合点しましたが、一向にその気配がありません。
○ワゴンというのは通路のワゴンと知った時には後の祭り。どえりゃー弁当はもちろん、他の弁当も全部売り切れ。2回の裏でか！？　……いや、弁当なら試合前に買って置くべき物か。
○慌てて他の売店を見ると、これまた売り切ればかり。ホットドッグ店「Rookie's」で牛タンソテー（フライドポテト入）550円也を購入。結構待たされました。球場内テレビでは、バックネット裏の広告にちょうどニコニコ動画が出て来ました。さすがIT企業。
○さて試合。6回表、ライオンズ一死満塁で4番・フェルナンデス一塁手の犠飛で先制。「まあ、仕方ないな」の声が漏れます。後続を断ち、その裏。二死一塁でこれまた4番に座る山�ｱ選手（指名打者）に打席が回り、ライナーで飛び込む左翼席本塁打！　この試合一番の盛り上がりでした。牛タンソテーはなかなか食べでがあり、この値段なら十分という感じ。
○しかし、後がいけません。7回、8番・上本捕手に本塁打を浴び2失点で再逆転。8回代わった青山投手も1点を失い、その裏ライオンズ3番手の長田投手から、山�ｱ選手がまたもタイムリーを放ちましたが、反撃もここまで。抑えのシコースキー投手に要所を締められ、3対4でイーグルスは敗れました。
○また来られるかは分かりませんが、球場の熱気はしっかり感じ取れました。あと、球場全体にLEDの帯があり、随時広告が流れるのが面白かったですが、残念ながら携帯のカメラではうまく撮れませんでした。
○帰りはJR仙石線で、仙台駅に戻る事にしました。最寄り駅は宮城野原駅。やって来るタクシーの列を横目に、ぞろぞろと駅へ歩く客達。駅は地下駅で、イーグルスマスコットのクラッチ＆クラッチーナがあちこちに描かれ、「JR東日本は東北楽天ゴールデンイーグルスを応援しています」と付けられています。しかし、この文章が嘘臭く感じるのは何故でしょう？
○ホームは狭く、この人数はかなり危険な感じ。そして、あっという間に先端まで歩いてしまいました。そしてやって来た電車。イーグルス球団歌「羽ばたけ楽天イーグルス」の発車メロディに送られて出発。数分で仙台駅に着き、下車。当然ながら、ほとんどがこの仙台駅までか、あるいは次の終点・あおば通駅までの客でした。
○仙台駅のパン屋で、1個100円のタイムセールをやっていたので3個購入。他の客にはカードを作るよう勧めていたのに、私には勧めなかったのは3個ぽっちだから？　それとも私が男だから？
○仙台駅の地図を見ますと、私が乗る東北急行バスの乗り場は北西のはずれ。これなら終点のあおば通駅まで乗っていった方が近かったなと思いました。福島経由東京テレポート行きです。コンビニで水を買い、携帯で調べたクイズマジックアカデミーのあるゲームセンターで暇つぶしとトイレ。ついでに、最初は駅東口のゲームセンターに行く予定でしたが、バスの都合で予定変更。
○結構時間はギリギリになっていましたが、指定の場所に行くとバスがちょうど来ました。コンビニで買ったきっぷを渡し乗車。意外に空席が多いなと思いましたが、福島でほぼ満席になった様子。ぐぅ…。

○やっとコミケット1日目。東京テレポート駅前着は、少なくとも5:47。予定時刻は6:15着ですから、20分以上の早着です。とは言え、コミケット参加者列に並ぶには、早い方が好都合であるわけで。ほとんどは東京駅八重洲口前か、浜松町駅前で下車しており、ここまで乗り通したのは私ともう1人だけでした。
○降りてみて、東京ビッグサイト最寄りの国際展示場駅は隣だったと今さら思い出しましたが、1駅ですから歩きます。駅にも入っていましたが、当然人の気配はほとんど無し。芸能人のポスターも、オタク色に染め上げられているであろう、国際展示場駅と好対照です。
○工事中の風情の道を歩き、道を妨げる鉄板が無くなると、だだっ広い「夢の大橋」でした。遠目にビッグサイトが見えます。この橋も、イベント時には人で埋まるのでしょう。いや、その前にコミケット入場者列で埋まるか？
○橋を渡った向こうの便所で、コミケット準備会の注意の貼り紙を見て、ここからいよいよコミケットの領域に入ったと実感。用を足した後、参加者で急に賑わい始めた通りを歩き、最後尾へ。
○昨日のパン屋で買った夕張メロンパン、チーズケーキスティック、カレーパン（だったと思う）をおいしく平らげ朝ご飯。これなら昼用に、もういっこ買って置くんだったと思いつつ。妙に蟻が多いです。しかも大きくて太った。コミケット参加者の残飯は、さぞや彼らにとって稼ぎ時でしょう。「アリだー！」
○近くの参加者と話をしながら、待つ。曇り空なのはありがたいですが、反面太陽光充電器の充電は進みません。携帯に差し込んでも、どうやら充電分は使い果たしてしまった様子。
○8:45から待機列の移動開始との告知ですが、すぐには動きません。動き始めは9:30頃。しかし6時過ぎには並んだ効果はあり、開始の10時から15分ほどで、入場する事が出来ました。
○入口通路には、スタッフの手によると思われる「お帰りなさいませ、お宅様。お帰り下さいませ、「お客様」」という貼り紙が貼られていました。確かに、コミックマーケットは全員が参加者であり、「お客様」気分でいてはならないと呼びかけられていますが、「お帰り下さい」というのは違うだろう、といい気持ちはしませんでした。
○この日は大体西館。東館をぐるりと回って、余裕があればコスプレも…。そして、オフ会にも顔を出す予定でした。
○まず、西館のRPGサークル。Sa・Gaシリーズはオンリーイベントに絞った参加者が多かったためなのか、少なめ。そしてRPG最萌で縁のあったテイルズオブシリーズなど、目に付いたサークルから幾つか買って行きました。毎度の事ですが、放って置くとあっという間に金が消えるので適当な頃合いで見切りを付け、東へ。
○東ではDr.モロー氏の「モロモロ」に行った他は適当。ドラえもんのサークルも幾つかありましたが、予算の都合もあり、藤子不二雄サークルとして参加している（と思われる）明日に専念する事にしました。
○そして、オフ会の待ち合わせ場所に行ってみましたが、誰もいません。折角有明ワシントンに泊まるのですから、ここはチェックインして出直すのが吉です。14時チェックインですが、少し早く着きました。既に行列が出来ていましたが、馬鹿正直に14時近くまで待ったためさらに列が伸びていました。待つ必要無かったのに。
○チェックインの際、預けた荷物を引き出すか聞かれましたが、一旦部屋に入ってからと返事しました。ともかく部屋へ。奥の部屋で見晴らしは良くありませんが、キャンセル待ちですから贅沢は言えません。
○そして残りの荷物を……しまった、また並び直すのか。さっき全部貰って置くんだった。ともかく荷物を引き取り部屋へ。ここで風呂に入って一休み。
○風呂をあがったら15時を回っていました。そして16時のサークル頒布終了時間を回った頃に、もう一度オフ会の待ち合わせ場所へ。……誰もいない。その日はそのまま打ち切ってホテルに戻りました。
○オフ会用の金が浮いたので、若干余裕が出来ました。しかし、明日は別の問題がありました。フランス料理のビストロ「ラミティエ」（東京都新宿区高田馬場2-9-12 柴原ビル1階）を21時に予約していたからです。ランチ1200円、ディナー2700円で、価格性能比が高くお得という話の店です。さらに、親類の見舞いに行く必要もありました。
○ともかく、あまり金は使えないのでコンビニ弁当。その前に、少し遠くのローソンに足を伸ばして、会場近くの店では撤去されたとおぼしき1リットルの茶パックを2つ購入。サンクスで明日のパンを、最後にホテル内のデイリーヤマザキで弁当にチキンナゲットと豚串を買い足して結構な出費になりました。
○夕食を食べて、今日の写メールを整理したところで20時頃お休み。後から考えれば、今日親類の見舞いに行ってしまえば善かったのですが、それに気付いたのは後の祭り…。

○8月14日。コミケット2日目。就寝20時、しかも5:30に目覚ましを掛けたのに、ちゃんと起きたのは6:30過ぎ。これでは有明ワシントンホテルの効用も半減です。4時に起きて、列だけ取っておく手も使えたのに…。ともかく、昨日買ったバナナクリーム入りデニッシュを食べ出発。
○ドラえもんは東館、待ち合わせ場所は西館。そして東館には単独ジャンルでは最大勢力（男性成人向け総合の「男性向」は別）の東方プロジェクトがでーんと居座っています。西から行ったら戻ってくるのが大変そうなので、東から入る事にしました。
○ところが、いつもの待ち合わせ場所の駐車場から、今年出来たという別の駐車場まで誘導。待機列に入ったのは7:50過ぎ。前には当然人の山。これはやばい…。
○案の定、開場の10時になっても周囲は動きません。それでも11時までには何とかなると思っていましたが、結果10:50過ぎに入口にたどり着きました。
○まず、『サキュバスクエスト』のサークル、「SQDT」。シトリーさんは今回は銀マスク。前回と変わった？　いや変わってないようです。新作は冬になるとの事。
○次に藤子先生のサークルから。周囲のサークルも物色しつつ、10年振り参加という話を聞いていたら、隣の隣のサークルは20年ぶりでした。スケールが違います。藤子不二雄ファンクラブ「ネオ・ユートピア」会報バックナンバーを購入。それなりに値は張りますが、背に腹は代えられない内容です。
○そして西へ。その前に、東方の所もちょっと覗いて……と思ったら、凄まじい人波に流されて進めません。やっとガレリアに出て、東方サークルのある東4〜6ホールに入ってみますが、これまた一方通行規制のお知らせ。が「アクセラレータ」とフリガナが振られているのに反応して、つい写真を撮ってしまったり（当然許可は貰いました。ちなみに『とある魔術の禁書目録（とあるまじゅつのいんでっくす）』ネタですが、まだ読んでません）。
○交通規制のお陰か、当の東方サークルはそこまで酷い混雑では無い模様。が、資金の都合もあるので結局通過。
○西へ。撤収が早いと聞いたサークルに買いに行き、無事購入。以前せっかく買ったのに途中で紛失するという、いろいろな意味で恥ずかしい目に遭いました。今度は気を付けないと。
○再びオフ会待ち合わせ場へ。今度は来ていました。……が、いやな予感も。どうやらRPGではなく、東方プロジェクト目当てでコミケットに参加している人が多いようなのです。そうなると、オフ会のピークは当然今日……。RPGなら当然昨日だろ、と昨日を空けておいたのは完全に見込み違いでした。といって、このままでは親類の見舞いとラミティエ行きを考えると、会場にいられるのは16:30が限度。
○オフ会土産を取りに行くため一旦別れ、企業ブースも少し見学。名実ともに米軍の犬になったホビージャパン（あ、米軍広報漫画を請け負ったのがホビージャパンという意味です。詳細は「2010/8/2 月曜日　＜重大発表　　まりたん、ついにアメリカ軍公認か！？＞」参照。ここの場合は誉め言葉でしょう。誉めてないけど）に行ったりして1時間ほどで帰還。さらにホテルに戻り、荷物を幾つか整理。
○迷った末、申し訳ないですが見舞いは明日に回して、オフ会参加の時間を少しでも延ばす事にしました。明日は、どうしても見舞いに行かなければなりません。
○というわけでオフ会参加。見舞いの時間を使ったとは言え、ラミティエの予約を考えるとあまり余裕はありませんでした。さらに、ギリギリまでいたあげく、駅に入ると周りが歩いていたため、まだ大丈夫かなと思って階段で歩をゆるめたら、ホームに着いたらちょうど列車は発車………またこのパターンですか。
○お陰で高田馬場駅からジョギングする羽目になりましたが、1分遅れ程度で着いたので問題は無かった模様。少しだけ裏通りに入りますが、赤い店構えは特徴的ですぐ分かりました。
○そして注文ですが、支持されて慌ててナプキンを掛けました。うう、しまった。最低限の作法は勉強して来るのでした。ともかく、ここは前菜1品と主菜1品の組合せ。物によって追加料金が発生。＋、ワインなどの酒やソフトドリンク、そして食後のデザートを注文する仕組み。ちなみにメニューは撮影禁止。
○というわけで。前菜は「アンディーヴとリンゴ、クルミとロックフォールチーズのサラダ」、主菜は売り切れ品の代替という「酵素豚（佐賀県）ポークのグリル」（+210円）に決定。酵素豚というのが面白そうです。主食はフランスパン3切れとバターですが、おかわり自由。私は酒は分からないし、今回は例によって資金難もあったのでワインは頼みませんでした。
○まず前菜から。ロックフォールチーズはブルーチーズ、つまり青カビのチーズなので注意されましたが、そこは平気。しゃりしゃりとした食べ応えとほどよい塩味。……しかし、分量が多いのでちょっと飽き気味。贅沢な悩みですが、難しいところです。
○続いて主菜。豚はもっちりして食べ応え十分。脂身も意外とくどくなくいけます。さらにマスタードビネガー（だったと思う）、付け合わせのピクルスやフライドポテトなどで味の変化も付けてご馳走様でした。
○最後にデザート（525円）。昼にキャラメルアイスを食べた事を思い出し、アイスとキャラメルの入った物は避けましたが、早計だったかも知れません。ともかく注文したのはクレームブリュレ。大きめの器に入った焦がしたてのカラメルをかじりつつ、こちらもご馳走様でした。
○締めて3435円。価格性能比は間違いなく評判通りでしょうが、オフ会があるかも知れない日に予約したのは失敗だったと思いました。コミケットには、こういうリスクもあります。
○近くのコンビニで、明日のパンとお茶、ポカリスエットを買って戻ります。青春18きっぷを消費しようか迷いましたが、今日はオフ会の他はラミティエに行くだけなので使用を見送りました。
○帰ってから、製本テープを切る作業。家から用意したはずのハサミを忘れたので、ホテルで借ります。部屋への持ち込みは禁止なので、フロント近くの机で適度に切って置きます。ここで、テープが足りない事に気付きました。
○ともかく、あるだけテープを使い、不格好ですが長さに余裕のある幅広テープも使いました。
○夜も更けて来たので、ちょっと買い物してから寝ます。途中コミケットスタッフの人と顔を合わせました。そうか、私も徹夜野郎と見られているのかな、桑原桑原。なるほど、ビッグサイトの方を見ますと、テントまで張って徹夜の諸君が踏ん張っています。やれやれ……。買い物では「パイの実」購入。食べてから、即席小銭入れにします。

○3日目、8月15日。サークル参加ですから慌てなくても、といいつつ既に7時過ぎ。サークル入場に遅刻しては大変です。荷物を宅配しようとしたら、宅配便コーナーは別の場所で要らない時間を食ってしまいました。そしてチェックアウト。
○さらに。ホテルを出て、一般参加の東館への最短距離は右→都道484号線を左→横断歩道→左→横断歩道→直進。サークル参加は交差点を渡って右。しかし、参加者は交通規制のため2つ目の横断歩道を通れず、そのまま東西連絡通路の階段を上る羽目になります。それでもサークル参加者は、上りきればそのまま会場内に入れ……ない！？　以前と変わっていました。サークル参加者も、そのまま降りる必要があります。回避方法は簡単で、ホテルを出て都道484号線を左に曲がり、少しゆりかもめ有明駅の方向に引き返した所の横断歩道を渡れば、東西連絡通路を上る必要は無かったのです。昨日も引っ掛かったのに、2日連続で……。一般ならまだしも、搬入荷物のお陰で要らない手間を食ってしまいました。
○そして搬入。左隣のサークルの方に、続いてやって来た右隣のサークルの方々に挨拶。今日は見本誌チェックが来るまでにメインの3冊は用意出来て一安心。
○さらに、小冊子用に持って来たステープラーを使おうとしましたが、これは自分で針を入れないと使えない製品でした。どうしよう……。
○問題は、自分がサークル参加日なのに、チェックしたサークル数も最多。さらに頼まれ物もあります。あまり自分のサークルは留守に出来ませんが……。
○10時開始ですが、開始前から買いに来るとの予告があり、意外ですが嬉しくなりました。予定通り1部お買い上げ。
○まず、以前頼まれましたがあっさり失敗したサークル「うどんや」へ。今回は頼まれなかったのですが、折角なので。………やっぱり長い。並び始めた10:20には既に東館1ブロックから3ブロックまで延びる長蛇の列。しかし、早くも2周目という声が聞こえて来て驚きました。
○3列並びですが、私の並んだ左の列は少しだけ遅いようで、移動のたびに半人分ほど後ろにずれて行きました。これはまあ、運の範囲でしょう。90分待ちは覚悟しましたが、69分で購入完了。急げ！
○メモした以外にもサークルチェックしたいところですが、時間も金もギリギリの状況。まず、Sa･Gaの男性向サークル…あわわ、間違えた、お隣さんか。から、西館で頼まれたサークルへ。こちらも壁ながら、さっきのような長時間待ちはなく一安心。言付けを伝えたら非常に喜んでいただいて、こちらもいい気分になりました。
○東館に戻って、唐澤俊一氏の検証をする「西理研」と唐澤氏本人の「NO＆TENKI商会」を回るつもりが、順番逆になりました。まあいいか。その間に唐沢なをき氏の「からまん」も。『パチモン大王』シリーズの感想で、30円のくじ（紙箱にパチモンキャラが描かれていて、12の紙箱がセット。30円で箱の一つを空けると中にお菓子が入っている）について、最高でも50円の菓子しか入っていないという話だったので、自分が子供の頃は、売れ残りにしても最低30円、最高で100円の菓子が入っていて積極的に狙っていたという話をしました。なをき氏、「（今は）世知辛いですねー」。
○それからコミケット創業サークルの「迷宮」で初代コミケット代表の霜月たかなか（原田央男）氏に会ったり（これが順番としては先）、「と学会」に行こうとしてたどり着けなかったりしました。時間もそうですが、資金的にもかなりヤバイのでここで断念。
○霜月氏は1979年にコミケット代表を辞任してから、後継の代表となった米澤嘉博氏が亡くなるまで、完全にコミケットと没交渉になっていたと『コミックマーケット創世記』で書いています。それで、最近のコミケットの話をしたのですが、「そうですね、移動に1時間くらい…」と私が話すと「えっ？」「あ、いや、行って戻ってくるだけで1時間かかるという意味です。ちょっと見て回れば1日」と、私は要らぬ言い訳をしたりしていました。
○自分のスペースに戻って来たのは12時過ぎ。今度はしばらく腰を落ち着けて…。やはり今まで出歩いていたのがまずいのか、なかなか売れません。左隣の方は、今は出歩かなくなったが、以前は自分が出歩くために全て無料にしていて、今も無料は続けているという話でした。スペースに戻って来たらほどよく減っているという塩梅です。私は、まだ参加費くらいは稼ぎたい欲がありますと返しました。
○14:30頃にも少し出掛けて、後は最後まで自分のスペース。しかし、あさりよしとお氏は一体いつ行けば会えるんだろう？　この方のサークル、いつ行っても未着か撤収済でどうしても御本人に会えません。
○後ろの方のサークルから「評論は、同人ショップに行っても買えません！　買えるのはここだけです！」と売り子の声。その甲斐あって、ほぼ完売までこぎ着けたようです。私は………。完売にはほど遠い結果でしたが、宅急便＋α程度の収入にはなりました。2700円。しかし、財布の中の残金は1000円ちょっと。合わせて3700円あまりで少し息をつく思いでしたが、実際は本当にギリギリです。
○搬出。私の場所から近いのは、ペリカン便との統合でコミケット初参戦したゆうパックですが、無理な統合の結果起きた遅配事件があったばかり。というわけで少し遠いですがクロネコヤマトの宅急便へ。ここで、撤収から反省会まで常連の方とだべりながら待ち合わせ。残念ながら、私は反省会は今回は参加出来ません。
○搬出に1500円。残金を数え直した結果、約2500円。バス代、夕食その他を考えると危機的状況ですが、帰りの夜行バスは予約済。土産も一つなら買えると思っていました。
○東京駅前行き都バス、200円。終点で運転手が「夏コミ、終了！」と突然宣言するサプライズに、車内は沸き返りました。「家に帰るまでがコミケットです」と言い返したかったですが、尻すぼみに終わりました。
○さて、普段ならこのまま帰るだけですが、今日は親類の見舞いがありました。まず電車に乗り、喉が渇いたのでネット喫茶で夕食。目当てはドリンクバー。なお、都知事が余計な事をしてくれたお陰で、身分証明証の呈示が必要になりました。
○そして親類を見舞い、後はQMAで寄り道した後バス乗り場に向かうはずだったのですが……。
○電車の中で気付きました。荷物が一個足りない。まずい事に、その鞄には土産と帰りのバスのチケットが入っていました。慌ててネット喫茶に電話しましたが、そこには無いとの事。という事は、入店前に既に忘れていた事に……。
○親類宅、都バスと電話して、やっとどうやら忘れたのは電車内と気づき、JR東日本お問い合わせセンターに電話しました。そして忘れ物が届いた駅が分かったのですが……。既に22時を回っていました。時間を計算すると、取りに行っている間に、バスが発車してしまいます。途方に暮れてバス会社に電話しました。事情を話すと「わっはっはっは」……笑われました。金があれば、取り敢えずもう一度金を払い、紛失届を貰って、後でチケットを買った所に持ち込めば金は返って来ます。しかし、今の所持金は1000円を切っていました。頼みの綱は青春18きっぷで、あと3日間はJR線を移動出来る事だけ。
○「それでしたら、迎えの人はいますか？　迎えの人にお金を持って来て貰って下さい」恥ずかしいですが、背に腹は代えられません。自宅に電話して、到着時刻にお金を持って来て貰うよう頼み、さらにJR東の方に荷物を宅配して貰えないかと電話したら、それは最寄り駅（東海の管轄になる）で頼んでくれと言われました。
○所が、池袋駅前のバス乗り場に行くと、どうも様子がおかしい。まず、名前を告げても「いませんねぇ」と運転手に怪訝な顔をされました。号車を間違えたのか？　他の係員に誰何されたので事情を告げた所、確かにさっきの運転手の号車でした。
○「じゃあ、ここで金を払って下さい」「え？　持ってませんよ。それは下車時に払う…」「ここで払っていただかなければ、お乗せするわけには行きません」。ちょっと待て、話が違うぞ。それに、そういう事なら荷物を引き取るのが先だ。長居は無用。「じゃあ、もういいです」「そうですか」というわけで駅に逆戻り。
○チケットを忘れた自分が悪いとは言え、やはり面白くありません。自宅にさっきの話は無くなった、帰りは明日の午後になるとお詫びの電話した後、「話が違うじゃないか」とバス会社の方に電話しました。一旦電話を切った後、先方からやはり運転手がそう言ったのなら仕方がないという話になり、代わりにチケットの払い戻しには応じますと言われました（なお、通常は乗り損ねた場合の払い戻しは受けられません）。
○そして鞄を引き取りに向かいましたが、「えきから時刻表」を携帯で見ると、ここで終電になり、夜を明かす羽目になる事が分かりました。せめてあと1000円あれば、適当なネット喫茶で初電まで仮眠を取れるのですが…。
○初電まで頑張って駅周辺で起きるか、危険を承知で野宿するという手もありましたが、結局親類に泣き付いて仮眠を取らせて貰いました。見舞うはずの相手の世話になるとは、我ながら情けない……。
○流石に今日は寝過ごす事無く、初電の時間に出発。最後の命綱、青春18きっぷを手に改札をくぐります。これまで無くしたら本当におしまいです。このまま東京駅に向かえば、5:20発静岡行きに乗れ、これは普通列車ながら特急形車両に乗れる乗り得列車なのですが、仕方がありません。忘れ物が届いた駅へ。
○「じぇいあーるとうざいせーん」「そんな線はありませんよ」改札口で駅員が、なにやら間延びした話し方をする男と話していました。しばらく待っていましたが、この分だと当分時間が掛かりそうなので、忘れ物が届いているはずのホームに直接降りてみました。しかし、詰め所は鍵が掛かっています。
○改札口に戻ってみると、さっきの男は去っていました。しかし、駅員によると、朝は人手が少ないので、7時になるまで忘れ物の引き渡しは出来ないとの事。終電だと最後まで可能との事で、やはり無理矢理終電で行くべきだったかとまた後悔。
○7時に詰め所が開き、鞄の中身を告げると無事戻って来ました。何しろ、コミケット仕様の人形焼（みつみ美里氏：絵）と梅酒（蒼樹うめ氏：絵）という、人に見せるのはちと恥ずかしい荷物なので、駅員にも一発でした。もっと恥ずかしい同人誌は宅急便で送っておいて善かったと、つくづく思いました。
○後は、東海道本線の普通列車を乗り継いで帰りました。ああ、せめてあと千円あれば、駅弁の一つも買うのに……。所持金に余裕が無いとこうなりますという、いい教訓でした。
○熱海駅までは15両編成で、ロングシートとは言え終点近くは空いていましたが、ここから乗り換えで6両に。しかし普段はともかく、今は青春18きっぷ利用の旅行客が結構乗っているのです。お陰で立ち席が出るほどになりました。さらに、興津駅で乗り換えた10:42発の列車は3両。こうなるとすぐ満員です。うとうとしつつ、終点の浜松駅でも乗り換え。これも3両。手前の掛川駅で乗り換えるのが正解だったようで、終点の豊橋駅まで立ちっぱなし。でも、眠いので仕方がありません。13:03分発の列車は快速。転換クロスシートで、6両編成。これでかなり楽になります。
○13:57、名古屋駅着。ここまで来れば、一安心。問題は、近道だと伊勢鉄道線を経由するため、別に運賃が必要になる事。調べてみたら490円。ギリギリですが、亀山駅経由だと時間が掛かりすぎます。この区間だけ近鉄線に乗り換えても、10円安くなるだけ。仕方がありません、伊勢鉄道線に乗ります。残金を計算して、昼食代わりのスナック菓子を購入。
○14:35発、快速「みえ11号」に乗車。2両なのでほぼ満席ですが、駅ごとに客が降りて行くので一安心。それでも今日は結構乗ったまま、16:05伊勢市駅着（ちなみに亀山駅経由だと、乗り継ぎが悪いせいもあり17:59着になってしまう）。所持金は100円を切っていました。本当に、ギリギリの旅行でした…。
○実は、これまでも帰りが「ムーンライトながら」の時に青春18きっぷを忘れた事はあったのですが、その時は電車賃分の金を持っていたので無事でした。金が無いと本当に潰しが利かない事を、身を以て思い知らされました。
○駅に置いてある自転車に行くと、持って来たはずのハサミが籠に入ったまま。こんなのばかりです。
○その後、バスのチケットを売り場で渡して、事情を告げると電話で確かめたのち、手数料100円を引いて返して貰いました。このお金は、次回のコミケット申込費用に消えました。
○今回、事前に金を使い過ぎて、最初から最後まで金を計算しながらの旅行でした。万一に備え、帰りの旅費相当の金は死守するというのが、今回の教訓です。
○ともあれ、参加者の皆様も、お疲れ様でした。次回はこの様な事の無いようにしたいです。その為には、日ごろからもっと節約しなければ…。

管理人　Ｋ・ＭＵＲＡＳＡＭＥ（急行デューン号／上野　良樹）　　　　　　　

2010年8月28日　　　　　　

最近の出来事（すき焼き版）に戻る
我流のすき焼き鍋に戻る