このページは、デザイアー(現:覇王)/エクセレンツ(既に解散)の18禁美少女恋愛アドベンチャーゲーム『V.R.デート☆五月倶楽部(ばーちゃるりありてぃーでーとめいくらぶ)』シリーズのファンページです。
『V.R.デート☆五月倶楽部』のPC9801版とWindows95版、『V.R.デート☆五月倶楽部2』、そして『五月倶楽部DX(めいくらぶでぃーえっくす)』(いずれもWindows95以降版)を扱います。
ゲームの目的は、仮想現実空間「五月倶楽部」にナンパしに行く男になって、女性(基本的には)を口説き落とすことです。
『五月倶楽部』の良さを広め、読者の皆様と共に楽しんで行くサイトを目指しています。口説き方(「攻略」という言い回しは、敢えて避ける)はもちろん、ゲームの入手からインストール、困ったときの対策、世界観の背景までを総合的に扱って行きます。
また、個人的には、家庭用ゲーム機への移植も希望しています。いつかその時が来るよう、共闘者を募集しています。
私が『五月倶楽部』を知ったのは、1996[平成8]年1月に溯ります。
アスキー発行(現在の発行元はエンターブレイン)の18禁美少女ゲーム雑誌『E-LOGiN』。同社のパソコンゲーム総合誌『LOGiN』から分離独立して間も無い(一般作の会社が広告の同居を嫌がっていたという事情もあったという)雑誌で、たまたま目について、しばらく尻込みした末、どきどきしつつ買って来ました。今はもう、こんなに気後れする事は無いです。
そこで、『V.R.デート☆五月倶楽部』の記事を読んで、記事を書いたベイビー堀井(堀井洋)氏の手腕が巧みだったのか、やはり作品自体の力か、見事篠原秋穂さんに心を射抜かれてしまいました。
篠原さんは一面の表紙の人で(当然、いずれ他にもたっぷり取り上げる予定)、ストレスを溜めている会社員まもなく2年目です。記事から彼女に色々空想し、夢中になり、ついに当時パソコンを持っていないのにも関わらず、読者企画「ゲームヒロイン of the year 1995」で彼女に投票するまでになりました。その所為かどうか、『E-LOGiN』'96年2月号に発表された結果では、総合ではやはり及ばなかったものの(総合1位はエルフの『同級生2』、鳴沢唯さん)、6つある部門賞のうち、「働く女性」の1位に推挙されました。2位がやはり『同級生2』の舞島可憐さん、3位が『EVE -burst error-』(シーズウェア)の法条まりなさんでしたから大した物です。実は、編集部に寄せられた葉書の山の写真に、私の葉書が写っているので、暇な方は見てやって下さい。プレゼントは外れたのが残念ですが、既に『五月倶楽部』を実際に楽しんだ後だけあって、感無量でした。
少し話は戻ります。当時、『Windows95』が出たばかりで、初めて買うパソコンはどの機種にしようか、色々悩んでいました。一旦は、敢えてMacintoshにしようかとも考えましたが、『五月倶楽部』や他のPC9801/9821用ゲームを遊ぶ時のことが決め手になって、遂にWindows95搭載のPC9821シリーズに決めたのです。
『五月倶楽部』をパソコンより先に買ったものの、いざパソコンを買うともっと先に買っていた(というのは、『五月倶楽部』を店頭で見つけるのに時間が掛かったため)『信長の野望 天翔記 with パワーアップキット』(光栄、現コーエー)にはまってしまい、新武将に『五月倶楽部』人物を登録して遊ぶという、本末転倒な事をしていました。これについても、いつか語る機会があるでしょう。
ようやくゲームを始めて、初めて篠原さんに会って思った事。
「こ、こんなに暴力的な人だったの!?」気の強い人とは思っていましたが、あくまで精神的なもので、これほど手も出して来るとは思っていませんでした。というわけで、会うたびにびくびくしていたものです。が、やはり秋穂さんは良い。
そして、当初はFM音源無しで音無しの環境から、MIDIを導入した時の感動。
しかし、全てのメッセージをノートに取るという方針(勿論重複は除く)から、さすがに終わりの方になるとやや億劫になって来ました。
学校でネットを初めてから、「篠原秋穂」で検索してたどり着いた「鷹月ぐみな情報局2号館」(鷹月ぐみな氏)の掲示板で『五月倶楽部』を通して鷹月氏らと知り合いになり、再び燃え上がりました。こうして五月倶楽部ファンサイトの原形が固まりました。是非とも『五月倶楽部』の良さを広めたい。単なる口説き方だけでなく、物語の背景、「五月倶楽部」という空間まで楽しめる内容を。そういうサイトにしたいです。
その後盗聴法で大幅に道草食ったり(しかし関係が無いわけではない。そちらの名乗りは…)修羅場を迎えたりしましたが、『五月倶楽部』本体を忘れた訳ではありませんでした。
2001[平成13]年、改訂版の『五月倶楽部DX』が発表されました。発売は当初予定から1ヶ月以上遅れて5月でしたが、それに合わせて開くはずだったこのサイトは更に遅れに遅れ、次に予定していた8月26日もとうに過ぎ去ってしまい、さらにテロ事件などが発生して作業がどんどん遅れて行きました。ともかく見切り発車で、何とか2001年中に開く事が出来ました。
というわけで、大幅に遅れた上工事中ばかりですが、ようやく公開にこぎつけました。
今後とも、よろしくお願いします。
管理人 上野 良樹
2001/12/5執筆
【追伸】
なお、『五月倶楽部』の作品論については、かつて雑誌に投稿したものから、近いうちに転載したいです。